2015年6月9日火曜日

『弥生』 初春号と春夏号

遅ればせながら社報の初春号、春夏号をアップ。 
vol.4はお正月に合わせて1000部、vol.5は春の例祭に合わせて500部を発行。何よりいつも素敵な原稿を送ってくださる方々に感謝。 内容をあらためて振り返りながら、 次号の構想を考えていた。新たな試みへの誘惑もあるけれど、継続と安定を大切にしたいので、とくに連載ものをしっかり書きたいなあ。「祭りを旅する」も、祝島の「神舞」の3回で終わってしまったので、また祭りを求めて旅に出ようか…。

『弥生 vol.4』 
 https://drive.google.com/file/d/0B3ND5ytmhcLMOTB2Z1UyMTVsTnc/view
  
 「初春」
01  初春  ~年神様を迎える~
02  お神札のある暮らし
03  復興焼き海苔
04  神宮大麻の歴史
05  伊勢参拝のおすすめ
06  東北の切り飾り
07  総代さんより
08  七五三詣
09  古今のうた ~初春~
10   弥生神社 花の歳時記~春から夏~
11   蚕影神社をたどって 「蚕影山神社参拝」
12   お正月と狂言
13   本を読む。「狂言師 野村萬斎」
14   招福のかわらけ  ~益子の窯元にて~
15   シリーズ祭祀遺跡「青木下遺跡」

『弥生 vol.5』
https://drive.google.com/file/d/0B3ND5ytmhcLMSF9FY2xUQk1yN28/view


   「神話と大祓
01    神話と大祓
02    お宮の風景
03    総代さんより
04    古今のうた「夏歌」
05     本を読む。「神話の世界」
06     掲示板「神社のあれこれ」
07     シリーズ祭祀遺跡「高良山籠石」

2015年5月24日日曜日

岩沼市二の倉神明社

日が沈む中、岩沼市二の倉神明社を参拝。
周辺にあった田畑と住宅地は津波によって失われ、いくつもの盛り土と、宅地跡が少し残るだけでした。今でも氏神様として、ここに住んでいた人たちと御縁で結ばれ、見守っておられるお宮。宅地の跡にはたくさんの小花が揺れていて、一角には墓地がありました。
空がとても広く高く感じて、雲が幾筋も走っていました。
海の側に鎮座しながら仙台空港にも近く、航空の神様として知られています。5月16日に社を囲むように植樹が完了。周囲にある盛り土にも新たに植樹されるようです。




2015年5月23日土曜日

五色沼散策






























霊峰田束山

霊峰田束山、歌津より行者の道を登る。道中の所々に修験の跡がある。多種多様な緑の中、沢の水音や春ゼミの声を聞きながら、土と落ち葉の道を踏みしめながら、この山の自然と歴史を隅々まで知る現地のガイドさんに学ぶ。
たくさん深呼吸をした。


2014年8月20日水曜日

2014年8月6日水曜日

原民喜『夏の花』


原民喜『夏の花』を読む。
美しく淡々とした文体のなかに、人間の壮絶な苦しみが凝縮されている。苦しみ亡くなった人たちの声。置き去りにする流れに抗して、いつまでも立ち止まっ て、耳を傾けることを選ぼう、と思った。原民喜は、広島での被爆経験の年内に『夏の花』を執筆した。「今、ふと己が生きていることと、その意味が、はっと 私を弾いた。このことを書きのこさねばならない、と、私は心に呟いた」。この一
篇に宿るもの託されたものを受けとめて、生き方として考えよう。





2014年6月30日月曜日

V.E.フランクル『夜と霧』

 最近、V.E.フランクル『夜と霧』(霜山徳爾訳)を読了した。ユダヤ人心理学者による強制収容所での体験記録。貴重な記録であるとともに、生き方に示唆 を与えてくれる一冊。収容から解放までの日々と、囚人としての自分と仲間たちの心理状況を観察、分析し詳細に描写している。
 
―心身の痛みで極限状態のなか、冗談を言い合い、一日一切れのパンの食べ方に頭を悩ませ、生きぬくためのあらゆる工夫を重ねる。過度の疲労の中、愛する 人の像を想い声を聞く。そんな彼らの思考と心理を、素朴でリアルに記述しているので、その一瞬一瞬に近づき、気持ちが重なっていく。彼らと私が何ら変わら ぬ人間であることが感じられる。

 そして同時に、アウシュビッツの悲惨さを戦争や歴史を、まだまだ言葉や映像や数字だけで捉えていることに気づく。過去も現在も苦しみの中にいる多くの人々は当然ながら、我々と同じ心理と肉体と日常生活とを持ったひとりひとりであるということ。

 フランクルは、どんなに人間性が損なわれる状況においても、人生そのもの、「今」という瞬間は意味を持つと教える。人間であることをやめず、内的自由を持つ という決断がいかに生き残る力を与えたか(アウシュビッツではいかに困難な決断であったか)。囚人の仲間たちにも語り励ます場面があったが、読んでいる私 にも生き方の指針と、生き延びることの重さを教えてくれた。心理学が人間の生の地平、生き方の問題にも深く触れてくるということも、私にとって発見だっ た。


霜山徳爾訳の旧版は、70ページほどの強制収容所の詳細な解説と、写真図版を収録している。






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