2012年9月19日水曜日

岩手県宮古市から釜石市へ 

大杉神社の例祭に参列、そして岩手県宮古市から釜石市にあるお宮を参拝。神職さんはじめ現地の方々にお話を伺った。車窓から時折見える美しい海―。山田町の男性が、「漁師でないけれど海から離れられない。津波に襲われても。ひと月離れると潮の匂いが恋しくなる。」と言った、その言葉を思い出し、はっとした。「祭りが あるから皆が帰ってくる」。日常、見失ってしまう土地の自然と人々と生活、神社、祭り…すべてのつながりを思った。

関口神社、大杉神社、鵜住神社、常楽寺、小槌神社、横山八幡宮を参拝。





山田町関口神社奥社。関口神社から塗装されていない渓流沿いの道を奥へ奥へと5キロほど。大きな岩の御神体と、地下には鍾乳洞があり、真っ暗な洞内を進むと…。(蝙蝠もいますが)とても神秘的な場所。






大杉神社例祭。獅子舞、関口剣舞…この日も賑やかな舞が続く。



大杉神社を後ろから見る。





鵜住居町へ。常楽寺跡。崩れた本殿とそこに流れ着いた瓦礫が堤防になり、墓地だけは守られたという。敷地の奥に本殿の再建が始められていた。




鵜住神社。階段上、境内から見おろすと、津波により建物の基礎だけが残る光景が広がっていた。本殿右下の板に、復興への願いが書かれた紙が何枚も貼られていた。






小槌神社にて。境内には火事による焼け跡が少し残っていた。今週末には例祭、神輿が町を練り歩く。「天然水 神明の水」は、震災時の消化、飲料水に役立ったという。




宮古駅近くの横山八幡宮。震災時、多くの方が拝殿、神饌所、参集殿に避難された。蝋燭、炭などが役立ったという。神社に備蓄しておくべきもの、災害時の問題点など神社の方の経験談やご意見を伺った。

2012年9月12日水曜日

「親鸞フォーラム」

「親鸞フォーラム」に参加。
2時間という短時間だったけれど、教育現場や地域社会、「秋葉原事件」などの現実問題から、子供たちや若い世代の抱える「生きにくさ」―その一点から、とことん深く掘り下げた議論だった。
日本の社会・教育現場の「異常さ」は、自殺率だけでなく、青少年の「孤独意識」率…そのほかの統計やヨーロッパの教育法との比較から、くっきりと浮き彫り になる。で、従来型の政治や教育の原理、やり方ではもう、社会の歪みや人間の痛みをなくす方向にはいかない。…そして、中島さんも尾木さんも様々に今後を 語る中で、宗教の可能性にも言及。
仏教には、人間や社会の危機的状況に風穴を開けるような世界観や言葉がある。神道にも可能性がきっとある。




追記メモ

政治経済、競争や効率性、能力の優越、世の中のそんな次元を超えたところに宗教はあって、存在そのものを問題にする。教えてくれる。だから、人「材」として 否定されたり、社会の中でどんなに自分の何かが削ぎ落とされても、自分そのもの他人そのものはなくならないし、尊いと気づく。そして、存在そのものは世界や自然との関係性の中にあることを知る。

2012年9月2日日曜日

ボランティアグッズ

瓦礫処理のボランティアのための必需品。急遽、2日間でそろえた。

①安全(長)靴:セーフティーブーツ
ホームセンター(島忠)で購入。3980円。1000~2000円台もネット上ではあるが、島忠では最安の製品。

爪先保護先芯あり。、靴底も鋼鉄入りのガラス片、釘などを通しにくい強度があり。(同社の製品で足甲安全靴もあり)(ミドリ安全株式会社)。どの種類もたいてい24.5cmからしかない…。

 AMAZONで検索すると、値段もタイプもピンキリ。瓦礫処理などの作業では、長靴タイプがベストだそう。AMAZONといえども、安全靴に限っては、注文から配達まで4~5日はかかるもよう。

新宿の東急ハンズ6Fのボランティアグッズコーナーにも、安全長靴ありとのこと。でもやっぱり、小さいサイズは無し。(2012.9.2現在)

セーフティーインソール(踏み抜き防止用)
ステンレス板使用。当初、長靴(レインブーツ)に入れて安全靴にしようと思い立ち、AMAZONで購入。23センチのみ、1200円(他のサイズは1500円)。爪先、上部が保護されないのが難!?私は上記の安全靴がゆるゆるなので、本製品をさらに入れて履くことにした。

③防塵マスク 
5枚入りで864円。「3Mフィルターマスク」こちらもアマゾンにて。

④防塵ゴーグル
1023円。山本光学株式会社の製品。男女兼用。私でもぴっちりフィットします。マスク、ゴーグルともに多種、販売されている。

 ⑤ゴム手袋
写真にはないけれど、強度のあるゴム手袋。ホームセンターにも多種、販売している。


以上のグッズの使い勝手はどうか、ほかに「あったらいいな」があれば、状況によりけりだとは思いますが、活動後に報告します。