2012年9月12日水曜日

「親鸞フォーラム」

「親鸞フォーラム」に参加。
2時間という短時間だったけれど、教育現場や地域社会、「秋葉原事件」などの現実問題から、子供たちや若い世代の抱える「生きにくさ」―その一点から、とことん深く掘り下げた議論だった。
日本の社会・教育現場の「異常さ」は、自殺率だけでなく、青少年の「孤独意識」率…そのほかの統計やヨーロッパの教育法との比較から、くっきりと浮き彫り になる。で、従来型の政治や教育の原理、やり方ではもう、社会の歪みや人間の痛みをなくす方向にはいかない。…そして、中島さんも尾木さんも様々に今後を 語る中で、宗教の可能性にも言及。
仏教には、人間や社会の危機的状況に風穴を開けるような世界観や言葉がある。神道にも可能性がきっとある。




追記メモ

政治経済、競争や効率性、能力の優越、世の中のそんな次元を超えたところに宗教はあって、存在そのものを問題にする。教えてくれる。だから、人「材」として 否定されたり、社会の中でどんなに自分の何かが削ぎ落とされても、自分そのもの他人そのものはなくならないし、尊いと気づく。そして、存在そのものは世界や自然との関係性の中にあることを知る。

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