2013年5月25日土曜日

専修大学社会関係資本研究センター「再生するコミュニティ―伝統・継承・創造―」


専修大学社会関係資本研究センター主催のシンポジウム「再生するコミュニティ―伝統・継承・創造―」、前半のみ参加。祭礼と地域コミュニティについて、 諏訪御柱祭りと祇園祭りを対象にした、ふたつの研究発表を拝聴。それぞれ農村型、地域型の事例でしたが、共通してとくに興味深かったのが、閉鎖的ともいえる伝統的コミュニティが担う祭礼において、時代状況の変化の中で、新規住民がどのように受容され、関わっていったのかという点。その仕組みや、取材を通し て語られた旧住民、新規住民の心境。それから、「祭縁」が普段の地域生活にどう反映されてくかというとっても大切な視点。 
 
同時に、私が直面するであろう神社での課題を念頭におきながら、さまざま考えさせられた。学んで確認した大切なことはやはり、お宮の行事に新規住民を引き込むにしろ、新旧住民と神社との関係性を新たにつくりあげていくにしろ、それらが地域社会へ、個人の生活へどんなメリットを生み出せるか、(あるいはその相互作用)まで念頭におくべきだということ。対話しながら。
ちなみに御柱祭の事例で、既存住民の再組織化という興味深い現象があった。小単位のコミュニティを超えて若者が連携した例。旧組織ほどの権力は持たないまでも、実際機能している。その経緯や目的も気になるところ。

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