原民喜『夏の花』を読む。
美しく淡々とした文体のなかに、人間の壮絶な苦しみが凝縮されている。苦しみ亡くなった人たちの声。置き去りにする流れに抗して、いつまでも立ち止まっ て、耳を傾けることを選ぼう、と思った。原民喜は、広島での被爆経験の年内に『夏の花』を執筆した。「今、ふと己が生きていることと、その意味が、はっと 私を弾いた。このことを書きのこさねばならない、と、私は心に呟いた」。この一
篇に宿るもの託されたものを受けとめて、生き方として考えよう。
浪江駅。駅前も震災の傷跡を残したまま。 |
請戸漁港。福島第一原発から6K。遠方に煙突が見えた。 |
真野川河口の森の防潮堤。300名の市民、多くの子どもたちがた参加した植樹祭。苗木に祈りの言葉も掛けられていた。盛り土には震災瓦礫も埋められている。海と山、人々を分断するコンクリの高い壁ではなく森の防潮堤を作る意義を住職が語られた。 |
鹿島区の山田神社。 震災の津波で流失し、熊本から寄贈された鳥居と仮社殿。毎日参拝する地元の方がいらっしゃるそう。 |