千葉県市川市の堀之内貝塚から、下総国分寺へ。上は色鮮やかな現山門。下の写真では鬼瓦しか分からないが、軒丸瓦が特徴的。当時よくみられた「蓮華文」ではなく、日本では珍しい「法相華文」が使われている。唐の時代に盛んにつくられた、中国伝来の文様。
市川市、堀之内貝塚の考古博物館に展示されている国分寺の瓦(撮影許可をもらいました)。
昨年、神奈川県立歴史博物館の「瓦が語る-かながわの古代寺院」展で、瓦の製作法や、瓦塔などの様々な種類の瓦を見て以来、瓦がおもしろい。この展示では、地元だがなかなか観るきっかけがなかった海老名国分寺の瓦や水煙、伽藍配置なども見学できて収穫だった。
国分寺といえば、2006年12月に行った、信濃国分寺跡には、瓦製造場の遺構がガラス張りで保存されていた。当時、携帯電話で撮った写真を発見。
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ちなみに「上田市立信濃国分寺資料館」の資料によれば、信濃国分寺跡では「九葉単弁蓮華文」「九葉素弁蓮華文」「十葉単弁蓮華文」の3種類の軒丸瓦が出土している。余談だが、長野の瓦といえばもうひとつ、塩尻市の「平出博物館」にある瓦塔もあまりの大きさに驚く。
そして、下総国分寺からの帰りに寄った伊弉諾神社。住宅地に囲まれており、手入れが行き届いた清々しい境内だった。
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