2009年6月10日水曜日

托鉢僧

市ヶ尾の職場からの帰途、乗換えで町田駅に出る。23時近くになるのだが、決まって托鉢をしている僧侶さんが立っている。

通りすがりに目を合わせると、まっすぐにこちらに目を向けてくれる。その瞬間に、仕事後の気持ちの高ぶりや乱れ、落ち込みも不思議と落ち着く。時々、立ち止まって手を合わせたい衝動に駆られる。そんなことが続いて、今夜は軽く会釈をした。

托鉢は僧侶さんの修行なのだろうが、立ち姿そのものに自然とありがたい気持ちがわく。祈りや救済は日常のこういうささやかな瞬間にある気がした。

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