先月29日、戸隠神社を参拝。長野県戸隠、大学のゼミ合宿以来、約10年ぶりに行った。
夕方に参拝した宝光社。
宝光社近くの宿坊に泊まった。一室に御神殿があった。不動明王像もはいしていて、神仏習合の形態になっていると紹介されていた。戸隠には、全国からの講員の方々や、もちろん一般の参拝者も宿泊できる宿坊が多数ある。
夕方に参拝した宝光社。
宝光社近くの宿坊に泊まった。一室に御神殿があった。不動明王像もはいしていて、神仏習合の形態になっていると紹介されていた。戸隠には、全国からの講員の方々や、もちろん一般の参拝者も宿泊できる宿坊が多数ある。
お世話になった宿坊には、古い書籍がたくさんあって、折口信夫全集や柳田國男全集などがあった。その中から小林秀雄の対談集をお借りして、その晩読み耽った。坂口安吾、三島由紀夫との対談など、とくに面白かった。
奥社までの参道は約2キロ。しばらく歩くと随神門があり、杉並木が続く。雨上がりの早朝、木々の香りに溢れ、全てがみずみずしかった。美しい鎮守の森。濡れて歩きにくい場所はあったけれど、ひたすら歩き、気持ちが晴れやかになった。
奥社手前にある、九頭龍社。
参道の途中の川を渡ると、大講堂屋敷跡がある。
かつてゼミの仲間と恩師と歩いたのだが、その時、恩師が話したことを、同じ場所に来たときにふと思い出した。言葉は背景と、その時の空気と共にあるのだと思う。何気ないどんな言葉も、同じ空気に触れた瞬間に、ふと蘇ったりする。
10年前に、この木の中に入って写真を撮ってもらった、同じ木。
木の子供。道の終盤に出会い、なぜか心惹かれた。
戸隠神社、中社。ちょうど御祈祷がおこなわれていたので見学をした。座礼での御祈祷を見るのは初めてだった。
中社脇の宿坊で、父母が大学時代所属していた、能の会が毎年合宿をしていたそう。今年度の神社の参拝旅行も戸隠神社。とても御縁を感じる。また再び、参拝に来たい。奥社までのあの道をまた歩きたい。
中社の近くの脇道にいた猫。なかなか味のある顔をしていた。
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