2012年5月4日金曜日

リニューアルにあたって

2008年のブログ開始のきっかけは、神職に就くまでの道のりで、思考や気持ちを整理し、記しながら心構えを固めていくこと、そして今後神職を目指す方々への参考になればという思いからだった*。

この間、大学での履修、神社実習を経て、2011年11月に神職に就いたのだが、半年を過ぎた今でも、神職としての自覚や信仰心についてなどなど、相変わらず迷いと揺れの中にいて、一歩をも踏み出していない気がする。


そして、3月の東日本大震災、原子力発電所の事故。人々の悲しみと怒り、社会の動きの中で、実践はもとより発する言葉もなく、もどかしさを抱えながら、身動きが取れなかった。だがこの一年、宗教者の方々の支援活動、現場を通しての言葉から多くを学んだ。今後、神職として人として何ができるか、という課題が常に心にある。
 
現在、神社での行事や日常の些事は、facebookを中心にtwitterなどでも発信し、神道界をはじめ異分野の方々との情報・意見交換、友人たちとの交流の貴重な場として、その不思議を味わっている。ただそこでは、言葉が急速に流れては消える。思考も断片的になりがちというのも否めない。

再び、じっくりと腰を据えて思考し、記録や発信すべきことがあるはずと最近考えていた。それを書く行為そのものが、私にとって意味をもつことも。 テーマは限定せず、日々考えたことを書き連ねられればと思う。
 
また、宗教、神道関係等々の研究会、シンポジウム、講演会などの記録もこの場を利用したい。


旧ブログ記事は、半分ほどに整理したが、基本的には残すことにした。


( * とくに大学の科目等履修という大道ではないコースから神職を目指す場合、各手続きの段階から比較的長期の神社実習、仕事との両立など苦労が多い。コメント欄から御質問いただければ、分かることでしたらお役に立ちたいと思います。)

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