2009年7月24日金曜日

大内宿    ~高倉神社~

7月20日、福島県南会津郡下郷町、旧会津西街道の大内宿。

江戸時代からの宿場の景観が残っている。家々がみやげ物屋になっていて軒先で食べ物や民芸品を売っている。観光客も増えているよう。だが売っているのも素朴な物―日常の食べ物や手作りの品が多かった。店の人たちも食べながら、お茶を飲みながら座っていたり、猫が昼寝をする家の中が見えたりして、生活の一場面のような感じがする。

規模にもよるのだろうが、今まで訪ねた他の建造物や町並み保存地区とくらべると、大内宿は洗練された雰囲気も店もなく、素朴で自然な観光化がなされている感じがした。だが寂れた感じは全くなく茅葺屋根の家々も綺麗に保存されていた。現在保存されている他の宿場も、比較しながら当時の交通、旅の状況を想像しながらみてまわりたい。














村社、高倉神社の鳥居。お蕎麦屋さんのHPに詳しく載っていたが、高倉宮以仁王を祀っているようだ。

七月二日の「半夏まつり」の写真には、祭りの列に子供の姿があった。村社が子供を取り込み子供達も身近に神社と親しんでいるだろう。道沿いの鳥居をくぐるとすぐ右手には小中?学校あり、10人近い子供達がボールで遊び、自転車を走らせていた。住民より観光客の方が多いような場所だが、子供達の日常の遊びの風景があることにほっとした気持ちになった。




最初の鳥居をくぐると田んぼの間に一本道が続く。右手前方に鳥居が見える。









通りから少し外れたところに高倉神社があるが、高台の上に寺がある。集落沿いを奥に向かうと階段があり、登ると集落を見守るように(写真も名前を確認するのも忘れてしまった。)建っている。集落における寺社の立地というのも、どんな意味を持つのか興味深い。








湯西原温泉の宿のロビーで見た、木の枝に幾つも取り付けるサルか人の、とても小さな布製の人形を出発前から求めていて、ある一軒でのみ発見。しかし枝ごと売られていて、あまりに枝が長く、道中の荷物を考え断念。こんにゃくときび餅を買う。きび餅はそのままだとあまり味がないのだが、柔らかくて素朴な味。こんにゃくも美味だった。

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